ハーレム ブラッド

「教師だったら私以外にも、保健の先生とかも…」


「いやいや…

優衣は可愛いし性格もいいし…

他の人の授業は嫌いだけど優衣の授業ならずっと受けていたいよ。」

「こ、幸大君…」


「顔が近いぞ!!」

ぐいっ！

マリアが幸大の学ランの襟を引っ張った。


「ぐぇっ!?


お前は俺を殺す気か！」


「学校で変なことするお前が悪いんだ!!」


マリアが言う。

「もしかして焼きもち？」

姫野が言う。

「違う！」

「へぇ…焼きもちか。」

幸大が言う。

「違うって…」

スッ…

幸大がマリアのアゴに触れた。


「まったく…可愛いな。」

「ちが…やめ…」


唇が触れ合う寸前…

「幸大さんは怪我人なんですから調子にのらないでください。」


ぐっ…


「いってぇ!!


咲子…

右腕を掴むのは反則だろ…」


苦しみながら言う。


「幸大さんと腕を組もうと思いまして。


怪我人だと忘れてました。」

咲子が言う。


「いや、怪我人なんですからって注意したあとにやっただろ!!」


「二度とされたくなければ自重してください。」


「はいはい…」