ハーレム ブラッド
「幸大…ジロジロ見るな!!」


マリアが言う。

「見てねぇよ…」

「見てくれないの?」

優衣が悲しそうに言う。

「いや、あれです…


その…そう、美しすぎて見れないんです。」

幸大が言う。


「嘘つき…」

優衣が言う。


「はぁ…

優衣はなぜ駄々っ子モードに入るかなぁ…」

「今、面倒くさい女だって思った?」

優衣が泣きそうに言う。


「あー、もぉ!」

ザバッ!


「ひゃうっ!?」

湯槽の中で優衣を抱き締める。


「ほら…あっち向いて…」

後ろから抱き締める体勢になる。


「面倒くさいとは思った。」


「やっぱり…」

優衣が涙目になる。

「でも、面倒くさいなぁと思っても、優衣が好きだから結局、してあげたくなるんだ…」

「ふぇっ!?」

「だから、まぁ…あれだ。

面倒だなって思うことを言う優衣も愛してる。」

ぎゅっ。

さらに強く抱きしめた。


「幸大君♪」

「それから…さっき、見ないって言ったのも半分は本当に優衣が綺麗だからまともに見れなくて…」


「残りの半分は?」

「その…見るとドキドキして理性が飛びそうなので。


だから今も正面からではなく、後ろから抱き締めてるんです。


さっき、正面から抱き締めたら胸が…その当たってしまったので。」

「はぅ〜

恥ずかしい〜」

優衣が照れる。
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