ハーレム ブラッド
某日
「幸大…これはどこに置く!?」
行正が言う。
「他のクラスのセットは学校祭当日の朝までセットできないから分かりやすく隅に寄せてくれ。
これで各教室のコースは良いな。
咲子…暗幕の確保は?」
幸大が携帯電話を使う。
『バッチリです。
予備の分も確保済みです。』
「サンキュー。」
幸大が携帯をしまう。
「幸大君、見て、見て!!」
クーニャが駆け寄る。
「どう?」
着物、猫耳、尻尾、黄色い瞳に鋭い爪。
「猫娘?」
「せーかい!」
「おい、その眼と爪は自前だろ…」
「うん。
でも、黄昏の目の上にさらに黄色いカラコンを入れてるよ?
近くで見られてもバレないように。
それから…爪も透明のマニキュア。」
爪が軽く光を反射する。
「あれ?
いつものヤツもこのくらい反射するだろ?」
「いつものはこれ。
クリアピンク。
透き通ったピンク。」
「へぇ。」
「幸大。」
姫野が呼ぶ。
「ん?」
「どうかしら?」
シルクハット、裏地が赤の黒いマント、燕尾服、蝶ネクタイ、革靴。
そして、真っ赤な瞳と鋭い爪と牙。
「ドラキュラ?」
「そうよ。」
「お前も、眼と爪、それから牙は自前だろ?」
「クーニャみたく一応カラコン入れてるし、爪と牙はつけてる…という設定よ。
これが一応、誰かが百均で買ってくれた牙。
パーティーの仮装用グッズらしいわ。」
姫野が作り物の牙を見せる。
「幸大…これはどこに置く!?」
行正が言う。
「他のクラスのセットは学校祭当日の朝までセットできないから分かりやすく隅に寄せてくれ。
これで各教室のコースは良いな。
咲子…暗幕の確保は?」
幸大が携帯電話を使う。
『バッチリです。
予備の分も確保済みです。』
「サンキュー。」
幸大が携帯をしまう。
「幸大君、見て、見て!!」
クーニャが駆け寄る。
「どう?」
着物、猫耳、尻尾、黄色い瞳に鋭い爪。
「猫娘?」
「せーかい!」
「おい、その眼と爪は自前だろ…」
「うん。
でも、黄昏の目の上にさらに黄色いカラコンを入れてるよ?
近くで見られてもバレないように。
それから…爪も透明のマニキュア。」
爪が軽く光を反射する。
「あれ?
いつものヤツもこのくらい反射するだろ?」
「いつものはこれ。
クリアピンク。
透き通ったピンク。」
「へぇ。」
「幸大。」
姫野が呼ぶ。
「ん?」
「どうかしら?」
シルクハット、裏地が赤の黒いマント、燕尾服、蝶ネクタイ、革靴。
そして、真っ赤な瞳と鋭い爪と牙。
「ドラキュラ?」
「そうよ。」
「お前も、眼と爪、それから牙は自前だろ?」
「クーニャみたく一応カラコン入れてるし、爪と牙はつけてる…という設定よ。
これが一応、誰かが百均で買ってくれた牙。
パーティーの仮装用グッズらしいわ。」
姫野が作り物の牙を見せる。