ハーレム ブラッド
午後


幸大たちは全員の休憩時間が合うようにシフトを作っていたため皆で学校祭を回る。


「で…

あんたたちは学校で何してたのよ…」

姫野が言う。

「そのキスマークは何かにゃ〜?」

クーニャが言う。

「そういうのは幸大さんに聞いてください。」

咲子が言う。

「幸大は今、先生のフォローで忙しそうだ。」

マリアが言う。





「いや…優衣。

本当に悪かった。

この通り反省してます。」

「冗談でも嘘でもあんなこと言われたら嫌なんだもん!!」

優衣の駄々っ子モード。

「幸大さんは姫野さんやクーニャさんに言われて仕方なく…」

沙羅もフォローに入る。



「…。

優衣。」

「何…?」

「優衣には大人の魅力があるし、頼れるお姉さんって言うイメージがあるからついさん付けで呼んでしまったんです。」

「大人の魅力?

お姉さん?


本当にそう思ってる?」

優衣が言う。

「はい。

本当はもっと優衣に甘えたいけど皆がいる手前、あまりできなくて…」

「そんな…いつだって甘えて良いのに…


わ、私は幸大君の恋人でお姉さんなんだから…いつでもどこでも甘えて良いよ?」

「優衣…

じゃあ…手を繋いでも良いですか?」

「うん!!」



「幸大って先生に敬語を使うときと使わない時があるわよね。」

姫野が小さな声で言う。

「はい。

昔、訊ねたところ…実年齢は先生の方が年上ですが幸大さんは先生を年下にしか見れないそうです。」

咲子が小さな声で言う。

「まぁ…あの言動、行動、性格だものね。」

姫野が言う。
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