ハーレム ブラッド

グラウンド


「姫野さんたちはまだ告白ラッシュが終わらないのでしょうか。」

咲子が言う。

「かもな。」

幸大が言う。

「もしかしたら幸大がフラれたりして、あいつらは他の男に走るかも知れないぞ？」

マリアが言う。

「そうしたら…ライバルは減るけど…

嬉しいけど、少し寂しいかも。」

優衣が言う。


「どうだろうな…

あいつらも可愛いから引く手あまただしな…


あいつらが他の男に走るかもな。


ま、その場合は快く送り出すさ…

それがせめてもの、男の甲斐性だろ。」

幸大が言う。



「そんな甲斐性…いらないわよ。」

「まぁ…私たちに対しては不必要だと思うなぁ〜。」



幸大たちの後ろに立つ姫野とクーニャがいた。


「告白ラッシュは終わったのか？」

幸大が言う。


「ええ…

まぁ…どいつもこいつも大した男じゃなかったわ。」

姫野が言う。

「私はもう、幸大君の愛の奴隷だから…」

クーニャが人差し指をくわえながら言う。


「…。

まぁ…安心した。」

幸大が言う。

「でも…沙羅はどうかしら。」

姫野が真面目な顔をする。

「何かあったの？」

優衣が言う。

「沙羅ちゃん…丁寧に一人一人に頭を下げて断ってたけど…」

クーニャが言う。