ハーレム ブラッド
「じゃあ…手取り足取り教えてほしいなぁ〜。」

「何を?」

「恋の勉強とか〜、子作りの実習とか〜」


「教えるのは無理だ。」

「何でかにゃ〜?」

「子作りの実習なんて俺もやったことないし教えれるわけないだろ?」

「幸大君はチェリーかぁ…

私も…だよ?」

「女性はチェリーとは言わんだろ。


それから…恋の勉強に関しても経験がほとんどない。」

「…私もだよ。」

「だから、これから一生かけて学んで行くのはどうだろうか?」


「い、一生?」

「嫌か?」

「い、嫌なわけ…ないよ…」

「そういやミスコンの返事、言ってなかったな。」

「うん。

幸大君、愛してるよ。」


「俺も愛してる。

そして、これからもクーニャ…お前を愛する。」

「うん…」



クーニャの唇に幸大の唇が重なった。




二人の唇が離れた。


「ふにゃ〜〜〜」

クーニャが座り込んだ。

「どうした?」

「…腰が…抜けたよぉ〜。」


クーニャが姫野によって連れ出された。
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