ハーレム ブラッド
『咲子、か。

ふむ…

胸もなく尻も小さいが…

ふむ…くびれはあるか。

それに筋肉も…


これで胸も尻も大きければ余の側室に加えても良かったのだが…

胸も尻も大切なモノだぞ?』

「余計なお世話です。」

『優衣…か。

体のバランスは悪くない。

が…いささか筋肉がないな。

尻ももう少し大きければ良いのだが…

それから、余はすぐに泣くのは好きでないがな…』

「幸大君は好きだって言ってくれたもん…ぐすっ…」

『沙羅…か。

胸も尻も色気もない丸っきりの子供だな…

幸大の趣味がわからぬ…』

「そんな…」

『マリア…

そなたも胸も尻も色気もない丸っきりの子供。

そのうえ口が悪いとは…』


「うっさい!!」

『幸大の能力を公にすればもっと素晴らしい吸血鬼が大漁に押し寄せると言うのに…


この者たち…

それにたかだか6人か…


余は元は30人の側室がおったのだがなぁ…』


「幸大は見た目じゃなくて心を大切にするのよ。」

姫野が言う。

『いや、見た目も好きだと言っておるぞ?

見た目も心も…

嫌いになるようなところが見当たらなくて困る、そうだ。』



「え?

幸大君と話してるの?」

クーニャが言う。
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