ハーレム ブラッド
「ヴァン…お前にも仮の体をやる。


ブラッディ・ドール!」


ズァーッ!

血が人の形になる。

「行け。」

『ふむ…

中々の動き心地。

ただ…体の色がほぼ一色か…


まぁ、よい。』

「お前もある程度血を操れるだろ?」

『そなたが許可するならば、な。


では…行くぞ。』


ダッ!

ヴァンが走り出す。




「幸大、よかった。

吸血鬼になっちゃったけど…ね。」

姫野が言う。

「でも、幸大君が吸血鬼ならずーっと一緒にいれるよ!!」

クーニャが言う。

「幸大さん、無事で何よりです。」

咲子が言う。

「幸大君…私、泣き虫を克服して色気もいっぱいにするから!!」

優衣が言う。

「幸大さん、私も牛乳飲んで背と胸を大きくするように頑張ります!」

沙羅が言う。

「幸大、あとであの失礼な吸血鬼の王様を殴らせろよ?」

マリアが言う。



「取り合えず…話は後だ。


お前らは俺が守る。

だから…お前らは俺を守れよ?」


皆が頷く。

「ブラッディ・ハンター!」

ギュルルルル…

「行くぞ!!」

幸大が言う。

「ええ。」「うん!」「はい。」「うん。」「頑張ります!」「おう!!」


全員が吸血鬼に向かって走り出した。
< 426 / 500 >

この作品をシェア

pagetop