ハーレム ブラッド
「ぷはっ!

さて…私の本気を見せてあげるわ。


地獄が見たいなら掛かってきなさい。」

姫野が吸血鬼に襲いかかる。


「掛かってきなさいって言って自分から飛び込むのは矛盾してるにゃ〜。」

クーニャが言う。

「クーニャ、早くしろ。」

幸大が言う。

「せっかちだなぁ〜。

そんなに…我慢できない?」

クーニャが幸大の胸をさする。


「早くしろって…」

「ぶ〜。

仕方ないなぁ…」

かぷっ…

ちうちう…ちうちう…

「ごくんっ…

ぷはっ!


じゃあ、幸大君…

行ってくるね。」

クーニャが空を飛ぶ。


「ふふふっ…

姫野さんが地獄なら…私は皆を天国に送り届けてあげるよぉ?」


ビュンッ!

クーニャが急降下しながらの攻撃を繰り返す。


「ところで、皆さんが血を吸ったら以前のように幸大さんに何らかの障害が出るのでは?」

咲子が言う。

「その辺は…考えがある。

さぁ…吸え。」


「では…いただきます。」

かぷっ…

ちるるるる…


「ぷはっ!

ふふっ…

ごちそうさまでした。」

咲子が嬉しそうにしながら吸血鬼たちに襲いかかる。


「生き地獄…

お見せしましょうか?」

ザシュンッ!

「ぎゃぁぁぁぁ!?」


表現をしたくないくらいに残酷な攻撃を咲子が繰り出す。
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