ハーレム ブラッド
「私からよ。」

姫野がプレゼントを渡す。


「ペンダント?

いや、ロケットか…」

カチャンッ…

幸大がロケットを開ける。


そこには姫野たち6人の集合写真。

「あ…」

幸大が言う。


「それ、回転するのよ。」

姫野が言う。


くるっ…

回転すると写真が入れれる場所があったが写真はない。

「ここは?」

「次は幸大も入れて写真をとりましょう?

いっそ、結婚式の写真とか。」


「ぶっ!?

まだ…先じゃないか?」

幸大が言う。

「あら…私は卒業したらすぐにでも結婚できるわよ?」

「…。

まぁ…考えとくよ。」

幸大が言う。


「なら…私のプレゼントがさらに結婚を遠ざけるかも…」

クーニャが包装された箱を渡す。

「結婚を遠ざけるプレゼントっていったい…」

幸大が包装を開けて固まる。


「できちゃった結婚を防ぐための
コドーム!」

クーニャが言う。


「返却!」

幸大がクーニャに突っ返す。


「あ…幸大君はできちゃった結婚とか…

むしろ、子作りするから使わないってことかにゃ?」

クーニャが言う。

「お前の口に詰めてやろうか?」

幸大が言う。

「冗談だよぉ〜。


はい、こっちがプレゼント。」

小さな袋からストラップが出てくる。
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