ハーレム ブラッド
「つまり、一年生の時は圧倒的に単位が足りませんでしたがその分を夏休みと冬休みの補習で補った…と?

ただ授業を受けるだけで足りない単位をもらえるなんて学校もなんと言うか…」

咲子が言う。

「一年生は圧倒的に足りないが…長期休業で補った。

二年生は僅かに足りないが…

どうすれば良いんですか?」

幸大が言う。

「具体的には…平均点を全教科取ること。

そうすれば進級はさせてくれるんだけど…


だから…頑張ってね?

三人とも。」

優衣が言う。

「とは言っても…この学年最後のテストが一番難しいのよねぇ…」

姫野が言う。

「うんうん…

わかんない所のオンパレード…」

クーニャが言う。

「私も赤点が迫ってる気が…」

マリアが言う。

「取り合えず…マリアの赤点回避は一番可能だな。

問題は姫野とクーニャか…」

「夏休み前の勉強でも平均点にはほとんど及びませんでしたね。」

咲子が言う。

「私は理数系なら頑張れば平均点には届くかもだけど…

他のは難しいわ。」

姫野が言う。

「私はどれも苦手だにゃ〜。」

クーニャが言う。

「ですが誰かが留年しても沙羅さんと同じ学年になれますよ?

このまま進級してしまえば…沙羅さん1人を置いて来年の3月には卒業ですよ?」

咲子が言う。
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