ハーレム ブラッド
そして…テストが返却された日の放課後


幸大以外のメンバーが教室に集まる。


「ほら…見なさい。」

姫野が自分のテストを机に置く。

「どれも平均点を越えてます!!」

沙羅が嬉しそうに平均点の書かれた紙と姫野のテストを交互に見る。


「じゃーん!」

クーニャも嬉しそうにテストを見せる。

「私も!!」

マリアが机にテストを叩きつけた。

「マリアさんのは平均点に届いてない教科もありますが赤点はないので進級できますね。


姫野さん、クーニャさんも平均点ギリギリですが進級は可能ですね。」

咲子が言う。

「ん?

この平均点は私のクラスとは違うぞ?」

マリアが言う。


「単位はクラスの平均点で付くから、これで良いの。」

優衣が言う。

「ちなみに…学年別だと平均点を越えてなかった教科もありますね。」

咲子が言う。


「そもそも…平均点と同じ点数ばっかりよ。」

姫野が言う。

「私も…

8教科中6教科は平均点と同じ点数だもん。」

クーニャが言う。

「運が良かったな。」

マリアが言う。

「ところで…幸大はどこに行ったのかしら?」

姫野が言う。

「追試を受けに行ってますよ。」

咲子が言う。

「え?

幸大君…赤点だったの!?」

クーニャが言う。
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