ハーレム ブラッド
その頃


「ここ?」

姫野が言う。

『うむ。

ここの最上階に居るようだな。』


「よし、突入!」

クーニャが言う。

「突入なんて物騒なことを言ったら追い出されますよ?

取り合えずエレベーターで最上階に行きましょう。」

咲子が言う。






スイートルーム


「…。

来たか。」

幸大が呟く。

「何の話ですか?」

幸大にまとわりつく女性たちが言う。



バンッ!

扉が勢いよく開かれた。


「幸大!」

姫野たちが乗り込む。

「遅かったな。」

幸大が言う。

「あれぇ?

何で幸大君は女の子に囲まれてるのかにゃ?」

クーニャが言う。

「色仕掛けで迫られてる…というか、幸大さんも楽しそうですね。」

咲子が言う。

「幸大君に口紅のキスマークが付いてるよぉ〜!」

優衣が慌てる。

「あ、ああ、あの人、下着姿ですよ!?」

沙羅が言う。

「あいつは裸だぞ!?」

マリアが言う。


「これは…どういうことだい?」

榊パパが言う。


『ほほぉ…

そなたもようやく王としての遊びを知ったか。』

ヴァンが言う。


「招かれざる客人…ですか?」

男が言う。


「取り合えず…状況の説明を願いたいわ。」

姫野が言う。
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