ハーレム ブラッド

……


「つまり…あなたたちの計画に賛同してもらうために幸大をもてなした。

間違いないわね？」

姫野が言う。

「幸大君はお楽しみだったのかにゃ？」

クーニャが怒りを込めて言う。


「楽しんでないと言ったら嘘になる。」

幸大が言う。

「幸大君からいい加減に離れてよぉ〜！」

優衣が幸大にまとわりつく女性たちに言う。




「それよりも…幸大さんが彼らの計画に賛同したのかどうか…です。


幸大さんはどうするつもりですか？」

咲子が言う。

「どうしたらいい？」

幸大が言う。

「お前が決めろよ!!」

マリアが言う。

「そう言われてもなぁ…」

幸大が言う。


「幸大様はこれだけの持て成しでは満足できなかった…と？」

男が言う。

「いや〜満足したけど、優柔不断が俺の良いところでもあるからなぁ…」

幸大が言う。

「何が足りなかったんですか？

今からでも用意致しますが。」

男が言う。


「いや…そうじゃない。」

幸大がソファーから立ち上がり姫野たちの元へと歩く。

「こいつらが持て成してくれたら即決だったんだけどな。」

幸大が姫野とクーニャを両腕でそれぞれの肩を抱き寄せた。