ハーレム ブラッド
幸大の家



風呂場では3人の会話がシャワーの音とともに流れる。


結局、幸大以外は雨で濡れたため風呂場に直行した。


「あの3人を同じ空間に置いて大丈夫か?


まぁ…風呂場を壊さないことを願うか…」

幸大が呟く。




「ふぅ〜。

幸大君お風呂ありがとね〜。」

クーニャが言う。


「この服、胸がきついわね…」


咲子の服を借りた姫野が言う。

「クーニャも同感だよぉ。」

クーニャが言う。

「喧嘩を売ってるんですか?」

咲子が言う。

「事実よ、事実。」

姫野が言う。

「咲子ちゃんにとっては悲しい現実かなぁ?」

クーニャが言う。


「そんなに胸がきついなら私がこの場で心臓ごと削りとってあげますよ?」

咲子の眼が青くなる。


「だから頼むから仲良くしてくれよ…」


幸大が言う。


「あ…

私、家に連絡しとかないと。」


クーニャが携帯を取り出す。

「もしもし?


あ…リラ?


あのね、お母さんに友達の所に居るからって言ってね?

うん。

じゃあね。」

クーニャが携帯をしまう。

「リラって誰だ?」

幸大が言う。

「妹だよぉ〜。」


「妹…


あ!!」

幸大が言う。
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