ハーレム ブラッド

「岡田君は画策したりするのは合わない気がするの。


だから、余計なことは考えないでその時が来たら思ったままに動いたら良いんじゃないかしら？」



「…。


先生、ありがとうございます。」


「え!?

あ、いや、

私はちゃんと答えてあげられなくて…」


「俺からも一つ。


答えるだけじゃダメです。


多分、その答え以外の答えを見つけれなくなります。

先生も生徒も。


悩んでる生徒に本当に必要なのは


答えてくれる先生じゃなくて、


桂木先生みたいに一緒に悩んでくれる先生だと思います。」


幸大が言う。


「あぅぅ…


岡田君！」

ガバッ！

桂木が抱きつく。

「な!?」

「あ…

ごめんなさい!!


そのなんか…感動しちゃって！」

「まぁ…俺としては役得なんでかまいませんけど…


さ、もう少しですから。」


「うん…

そうね。

頑張りましょう。」