あなたと2人で恋の授業
「気を付けー、礼」
数学の授業が終わった。
休み時間はいつものように3人で話していた。
「あー、怒ってたはずなのに心和んじゃったー」
ぶーぶー横で色々いう梓。
まぁまぁってなだめるけどなかなか治まらない。
「おーい赤沢! お前なんで授業中にらんでんだよ!俺なにかしたか?」
なだめているうちに梓の後ろには名簿を担いでいるぶっちーがいた。
「別になにもないんじゃなーい?私しーらないっ」
「ぜってぇなんかあるだろっ!でもお前授業集中してなかったから放課後数学準備室こい。」
そう言って去っていくぶっちー。
その後ろ姿を嬉しそうに見つめている梓。
「呼び出しだっ!どーしよ紗和!」