剣と魔法と時々笑い。
 
「・・・・・・」



返事はしなかったけど変質者は肯定ととったようで、下に徐々に降りていく。



そして、私の事は片手で持ち、左手には丸い球体。



何これ?



・・・赤く光っていて熱気を感じるそれはまるで炎の様だ。



「・・・・・・」



好奇心からそれに手を伸ばした私を、変質者はやんわりと止める。



「危ないですから、触らないほうが良いですよ」



「・・・・・・」



ニコッと笑ったその顔は逆らってはいけない感じで、私は素直に従った。



『デル・グラスト!』



な、何語ですかっ!?


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