剣と魔法と時々笑い。
『ディグ・リヴス・ラース!』
今度は左手を左右に二度振り、氷の槍っぽいものを飛ばす。
それは全ての狼に突き刺さり、倒したように見えた。
「やったか・・・」
「・・・多分、まだだよ」
「さすが神子様です!」
「……」
変質者の攻撃はちゃんと命中しているから、普通だったら即死だろう。
でも私は、まだだ、と思った。
いや、感じだの方が正しいかな?
横から視線を感じたが、私は倒れた狼達を見ていた。