剣と魔法と時々笑い。
―――キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り3時間目が終わる
いつも通りに朝起きて
いつも通りに家を出て
いつも通りに学校に来て
いつも通りに授業を受けて・・・
昨日の事は夢だったんじゃないか
そう思えるほど平凡な日常
でも、現実なんだと
夢じゃないと
教えてくれるこいつ・・・・・・
「神子様神子様、次の授業は何をするのですか?」
「・・・数学」
「数学・・・とは、何を教える教科なのですか?」
「・・・数・量・空間などの性質や関係について研究する学問」
「なるほどなるほど・・・。先ほどの英語なる授業とは違うのですね!」
「・・・・・・そうだね」
朝からずっとこの調子で私に付き纏っている神竜ことシルフィード
周りに見えない聞こえないと、便利で悪用されそうな魔法を使い私の隣に立っている
ちょっと邪魔
あ、因みにシルフィードってのは私が付けた名前
実は神竜と言うのは名前出はなく
天界にいる竜の総称らしい
そして、名前は無いと言うじゃないか
そんな総称で呼ぶの嫌だから勝手に名前を付けてやった
シルフィードも何気に嬉しそうだったのでそれに決まった
「神子様は何故毎時間毎時間、先生に指されるのでしょうか・・・」
唐突な質問に思考のループに入っていた意識が呼び戻される
「そんなの簡単。私が嫌われてるからだよ」
生意気で、授業聞かなくて、成績悪くて・・・
教師が嫌いになりそうな生徒No.1じゃん
「・・・神子様をお嫌いになるなど言語道断!万死に値します!!」
「・・・・・・」
いやいやいやいや
それは無いから
てか、どこでその日本語覚えたの!?