剣と魔法と時々笑い。

『ど、どうしたの!?シルフィ?』



『な、何でもありません!大丈夫ですので・・・』



『そ、そお?』



シルフィの姿は私以外には見えないから、オタオタしてると私は本当に変人扱いされてしまう



大丈夫と云うなら私はもう心配しない



「・・・・・・」



取り敢えず、席に着きたい



けど、先生が邪魔で座れない



「どーし「キャー!!!!」



Σえ、何事!!?



本気でどうするか考えてると、外から悲鳴が飛んできた



皆が窓ガラスに集まる



「なんだ、なんだ?」



「今のどっから・・・?」



「不審者か?」



皆は面白がってるけど、私はそんな気分じゃない



さっきは気付かなかったけど、今もどんどん増えているこの禍禍しい気配は昨日のあれと同じ



『合成魔術ですね』



『やっぱし・・・?』



なんで学校まで来るかな・・・



関係ない人まで巻き込まないでいただきたい



『シルフィ、取り敢えず眠りの魔法を』



『承知しました』



シルフィがぶつぶつと何かをつぶやくと、今まで起きていたはずの校舎の中に居る生徒や先生"全員"が眠りに落ちた



後は、微かにでも動いている気配の所に行けばいい



「行くよ!」



「はいっ!」



ちょっとだけ待っててね



今行くから!



私はベランダから飛び降りて、シルフィはそのまま空を飛びグランドの隅にある林へと向かった



私、どんどん人間離れしてってるよ・・・



三階の校舎から飛び降りちゃった



はぁ・・・・・・



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