恋人三人いてもダメですか?
お店を早々に閉め、マスターが連れて来てくれた所は


深夜まで営業しているお寿司屋さん。


「好きな物沢山食べてね。」

さっきまでラーメンな気分だったから我が儘な私の胃袋は・・・


お寿司よりラーメン・・・


だったりして。


そんな事は言えるはずがなく、


「じゃぁ、茶碗蒸し。」


って思いっきり握りじゃないのをオーダー。


「まなみちゃん茶碗蒸し好きなんだ。」


「うん。こうゆう良いお店の茶碗蒸しが食べたいの。」

「へぇ。じゃぁ俺も茶碗蒸しで。」


「オヤジ、茶碗蒸し2つっ。」


「マスターも茶碗蒸し好きなの?」


「好きだよ。でも久しぶりかな。まなみちゃんが頼んだから食べたくなったよ。」


「好きなの食べればいいのに。」


アハハって笑うと、


「好物は最後に取っておくほうだからね。」


「ふ〜ん。何のネタが好きなの?」


「大トロ。」


「アハハっ!まなみも大トロが一番好き。」


「じゃぁシメは大トロだね。」


「うん。」


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