十字架に鎖を



諦めたのかもしれない。


「…っ。」


噛みついた瞬間、珠妃は声にならない声をあげた。


この瞬間、俺の中に罪悪感と珠妃を好きな気持ちが積もる。


珠妃の血が、俺の中に流れ込んでくる。


唇を離して、そのままキスをする。



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