十字架に鎖を



いつもは一回の口づけで足りるのに、今日はなんだか足りない。


何か言いたげな珠妃の口を塞いだ。


ひどく体が渇いたような感じがして、何度も珠妃の唇を奪う。


「っ琉!」


気がつくと珠妃が泣きそうな顔をしていた。



< 33 / 125 >

この作品をシェア

pagetop