十字架に鎖を



「餌はさ、ただの餌なんだ。」


そう言って准斗が自分の唇を舐めたとき、扉が開いて係りのやつらが入ってきた。


吸血鬼は、成熟すると人の血を吸わなければ生きていけない。


今日ここには、その成熟をむかえた吸血鬼が集められていた。



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