シンクロニシティー
自分が全裸だってことなんかすっかり忘れて、お尻を床についた状態で両足を狂ったようにバタバタと動かした。
「コト、落ち着いて。僕には何も見えないよ? コト?」
穏やかな口調で言いながら、シュウは私の両足に触れようとする。
「ダメっ、触ったらダメ! 汚い!」
「汚くないよ。コトは綺麗だよ」
「汚い、汚いよー」
天を仰ぎ、子どもみたいに大声で泣き出した私を、シュウはそっと抱き締めた。
「大丈夫、大丈夫だから。コトは綺麗だよ、すごく」
優しく頭を撫でられて、さっきまでの興奮が嘘のように冷めていく。恐る恐る自分の足に視線をやれば、あのウジャウジャと不気味に蠢くの無数の虫は跡形もなく消えていてた。
元通りの私の足。不健康なほどに青白い肌。
「コト、落ち着いて。僕には何も見えないよ? コト?」
穏やかな口調で言いながら、シュウは私の両足に触れようとする。
「ダメっ、触ったらダメ! 汚い!」
「汚くないよ。コトは綺麗だよ」
「汚い、汚いよー」
天を仰ぎ、子どもみたいに大声で泣き出した私を、シュウはそっと抱き締めた。
「大丈夫、大丈夫だから。コトは綺麗だよ、すごく」
優しく頭を撫でられて、さっきまでの興奮が嘘のように冷めていく。恐る恐る自分の足に視線をやれば、あのウジャウジャと不気味に蠢くの無数の虫は跡形もなく消えていてた。
元通りの私の足。不健康なほどに青白い肌。