シンクロニシティー
後ろから私を抱きすくめ、その頬を私のそれにピタリとくっつけた、シュウ。鏡の中に二つの顔が並ぶ。


そうして、お化け顔の横にある美麗な顔がゆっくりと口を開いた。



「生きるのが下手くそだなぁ、コトは……」



そう言ってシュウは――

泣きそうな顔をして笑った。



シュウは私の肩にかかる濡れた髪を片手ですくって、露わになった首筋にキスを一つ落とす。そうして、耳元で掠れた声で囁いた。



「コト、ちゃんと避妊するから――


抱かせて」


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