シンクロニシティー
断る理由なんかなかった。
イケナイことだってわかっていた。
『イケナイ』理由なら、きっと沢山、それこそ山盛りあっただろうけれど、そんなのは全部、私にとってはどうでもいいことだった。
ずっと夢見ていたから……。
シュウとこうなることを。
濡れた髪も、お化けみたいな酷い顔も、痩せこけて醜い手足も、貧弱な胸も全部――
シュウは私の全てを、大切そうに、愛おしげに撫でる。
秘部にまでキスをされて、私の身体は弓のように反り返った。