シンクロニシティー
バサリ、シュウが私の上に圧し掛かって来て、思わず身体がビクッと跳ねた……ような気がした。



シュウの唇が私の首筋を下か上へと滑る。そうしてそれは、耳元までやって来て、

「コト、乱れ過ぎ」

なんて意地悪なことを囁くから、顔面がチンチン痛むほど熱くなった。



私の足にシュウのそれが絡み付く。肌と肌が擦れ合う感触に、また身体の芯部が騒ぎ出した。


それだけでもう、頭の中がおかしくなりそうなのに、シュウは更に太腿で私の秘部まで刺激する。



あっ……と、私の口からエッチな声が無意識的に漏れた。



「コト、エロい。足りなかった? ごめんね」

少しだけ身を起こしたシュウは、真上から艶やかな視線を落として、けれども意地悪に微笑んで。



「足りなくなんか……」

言い返してやろうと開けた口はすぐに、熱いキスで塞がれた。


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