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恋花火
悲しくも消えゆく恋花火
今宵は何を見つめるの
隣を歩く君
背丈は相変わらずで
もう何年も見るその姿を
自分はどれだけ
追い続けてきたのだろう
想いは日々募るばかりで
けれど君にはもうすでに
大切な人があるのだから
この気持ちをもどかしく
胸に抑えた
悲しくも消えゆく恋花火
君の瞳にはあの人が
想いを届けたくも届かない
困る顔してほしくない
だから 今だけ私のね
“恋人”でいてほしい
幼なじみでも君のこと
想う人だっているんだよ
ねぇ 気づいてほしいよ
本当は
初めての恋だから
悲しくも消えゆく恋花火
君のために着た浴衣
今宵で最後になるのよね
切なくも輝いた夜空が
よけいに 寂しかった
悲しくも消えゆく恋花火
今宵は何を見つめるの
恋花火
今宵は何を見つめるの