僕と剣道部と奇妙な儀式
奇々怪々
しばらく、待つが何も起こらない。
望月が、さりげなく多田から竹刀を取り上げて、二度同じ所を軽く突いた。
すると吉村の右耳がピクピク動き始めた。
まるで違う生き物のようだった。
三年生の一人が、ヒっと声をあげた。
吉村の耳から、何か紐のような長くて鉛筆くらいの太さの物がニョロニョロと出てきた。
凄い悪臭が立ち込めた。
長さ三十センチくらいの黄色や赤に光る気味の悪い棒状の物が放つ悪臭だった。
少しだけ動いているようだった。
「これが吉村の性根だ。
腐ってる。黄色はひがみだ。
人を、ひがんでなんとか自分を良く見せようと言う心だ。
赤は性欲だ。性欲は当然ある。
しかし、こいつの性欲は腐ってる将来小さい子供にイタズラするのがこの赤い性欲だ。」
多田が少し声を張って言った。
望月が、さりげなく多田から竹刀を取り上げて、二度同じ所を軽く突いた。
すると吉村の右耳がピクピク動き始めた。
まるで違う生き物のようだった。
三年生の一人が、ヒっと声をあげた。
吉村の耳から、何か紐のような長くて鉛筆くらいの太さの物がニョロニョロと出てきた。
凄い悪臭が立ち込めた。
長さ三十センチくらいの黄色や赤に光る気味の悪い棒状の物が放つ悪臭だった。
少しだけ動いているようだった。
「これが吉村の性根だ。
腐ってる。黄色はひがみだ。
人を、ひがんでなんとか自分を良く見せようと言う心だ。
赤は性欲だ。性欲は当然ある。
しかし、こいつの性欲は腐ってる将来小さい子供にイタズラするのがこの赤い性欲だ。」
多田が少し声を張って言った。