僕の君が

私はお金を入れてから何秒か
てを止めていた。

きっと息すらも止まっていた。

そこからゆっくりと息をすって
ボタンを押した。


そして私はその缶コーヒーをにぎりながら少し遠回りの道を歩いた。

一歩、また一歩と踏み出すたびに彼へのおもいがあふれてゆく…

それを大切に抱くようにして歩いた。

彼との思い出の公園にいきたくて……

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