世界でいちばん君が好き!!
「じゃあ、お先にいただきまー…」



「っぅぅぅ~……待って!」



「ん?」



瞬間、大きく口を開けた僕の口を両手で塞ぎ、何かを訴えかけるような目で見てきた彼女。



「ちょっと!1人で食べる気!!」



「だって、お腹空いてるし…。」



「だからって!………だからって、1人で食べること…ない、じゃん。」



口を塞がれたのは予想外。だから流石にビックリしたけど、シュンと目を伏せ、寂しそうに小さく呟く彼女に僕の胸はキュンと高鳴る。

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