俺様♂男子×ツンデレ♀女子
「…んぅ」
「あっ、巧起きたー」
「…はよ」
「ねぼけんじゃねーぞ」
眠そうな巧は眼をこすりながらあたしの方を向いた。
「…朝から嫌なモン見た」
「はぁっ!?」
最悪じゃんか!
「あたしの顔がそんなに嫌なもんですか、えぇ??」
「…ったく、うっせーよ。女だったらおとなしくしろって」
「うるっさいわね!」
恒例のバトル勃発。
そうしていると…
「夢ってすごいな…巧みによくズバズバ言えるね…」
「うん…」
夏香と智哉が小声で喋っていた。
ハッとする。
そうだ!ここには夏香と智哉がいるんだった…。
前の学校みたいに嫌われたらどうしよう!
「夢っ」
夏香に小声で話しかけられる。
「なっ、なにっ」
それにこたえるように、あたしも小声になる。
「尊敬する!!」
…へ?
なんですと??
また小声で聞き返す。
「わ…わんもあぷりーず」
「何で英語??…いや、あの巧に言える夢ってすごいねッ!ね、智哉」
智哉も小声で、
「おう…誰も巧に指図なんてできっこなかったからな。」
そう3人で喋っていると…
「……俺が何?」
「「「!!」」」