「ねぇ、何の話してたの?」

「唯と愛にはヒミツ〜♪」


涼太が言ったらあたしと愛の声がハモった。


「「なにそれ〜!」」

「龍!あたしのカッコいい彼氏くんだよね!?」

「はい!そうですが?」


カッコいいって認めるのか。


「大事な彼女に隠し事していいの!?」

「ダメですねぇ」

「じゃあ話しなさい!!」

「それもダメですねぇ」

「なんで!」


愛、声おっきいし。


「だって、俺の親友がヒミツっていってんだもん」

「親友と彼女、どっちが大事?」

「どっちも大事♪」


龍がふざけながら言った。

そしたら愛が、


「もう、龍なんか知らない」


って怒っちゃった。

それから10分くらいイジけてたけど

すぐに機嫌は直った。







龍が愛にキスしたから。



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