Principe〜
『なぁ。何で私だけここにいるん??』
急に話しかけたからか…
しばらく考えてるみたいだった…
『お前さ、海って好き?』
返事になってないし…
『海はあんまりかな。じゃなくて、何で…』
『お前、社長の事好きになんなよ。』
ズキンッ
いきなり拓海さんの話になったから、胸が痛かった…
『わかってる。見事に振られたし…』
『あの人は背負うもんがでかすぎる。お前じゃ心がもたんし、しんどくなる。』
『ありがとう。』
『明日みんなで海に行くから早く寝ろ。』
『うん…って海!?』
『そう。』
『聞いてないし!!いつ決まったん!!何で!?』
『前から決まってた。それにユイを誘ったら来るって言ってたから♪』
ユイ…!!
だからあっさり家に帰ったんや!!
『社長も来るから♪』
『じゃぁ、余計に行かない…』
行けるわけがないやん…
向こうだって迷惑やわ…
『社長がお前を連れてこいっていってんの!!』
『はぁ!?絶対嫌!無理!さっき好きになんなよ。とか言って、拓海さんでつるな!だいたいいつの間に!?』
だって車の中ではそんな話してなかった…