Principe〜
いらっしゃーーーーーい!!!!!!
お二階どうぞぉーーー!!!
威勢のいい声が聞こえてくる。
案内されるがままに入っていく。
一番奥の個室に通され、ウーロン茶を4つ頼んでくれた。
『さっ。だいたい話は聞いたけど、高校生なん??』
何とも淡々とした話し方だった。
『はい。』
顔を見るのが怖かったけど、このままじゃ負けてるような気がして、最大の勇気を振り絞って目を見た。
『えっ・・・』
思わず声が出てしまうくらい。。。。。
優しい目をしていた。。。。
『ごめんやで。こいつ悪い奴ちゃうけど、口が悪くてな。』
ちょっと困った顔をして笑うこの人に思わず見とれてしまった。。。
『俺の顔に何かついてる??』
・・・・・・
『さいか・・・』
『さいかってば!!』
『あっ。うん。何??』
ユイの声がやっと聞こえた。
『こいつ社長に見とれてたんちゃいますか(笑)』
またこいつか!!!
『ちゃうしな!聞こえへんかっただけ!!!』
最大の強がりを言ってみた。。。
『ハハハハハハハ!!さいかちゃんっていうねや♪覚えとくな♪』
笑われてしまった事か・・・・
名前を呼んでもらった事なのか・・・
顔があつくなってしまった。。。。
これが・・・・
一目ぼれなんかな・・・