君と私の活動記録(仮)
なんてとことこ歩きだそうとしていたら。



「って潮目は何してんだ!」



と、志木君も来て私の持っていた課題の半分以上が取られた。



「俺が荷物を頼んでいるうちにまったく…

一人でやろうとするな!」



でもこれじゃあいくらなんでも私が軽すぎる。



「潮目には全部は持っていけないよ。」



ムッ。


あっ、これ昨日にもあった。


またこの感情。



「持てる。」


「え?」


「持てるからかして。」



私はそんなに力がないように見えるのだろうか。


志木君の取っていった分を取り返そうとするがするりとかわされる。



「かして。」


「ダメダメ!」


「かして!」



少し強く言ってしまい片手で自分の口をおさえた。



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