君と私の活動記録(仮)
「そう。」


「文章は幼稚だけど結構内容が恐ろしいわね。」


「でも高校生にできることは限られているから。」



手紙を封筒に戻し、バッグにしまった。



「まぁ何かあったら言いなさいよ。」


「うん、ありがとう。」



でも大丈夫だよ。


なんて簡単に考えていた。


だからその後も普通に週番の仕事をやって帰り、また志木君に送ってもらっていた。


今日は明るいから大丈夫だと何度も断ったが送ると言ってきいてくれないので諦めた。



「やっと三日間終わった。

まだ半分だよ。

一週間って長いよな。」

「うん…」



でも私は今週が終わらないでほしいと思っている。


こんなに彼の近くにいられることはもうないだろうから。



「それじゃあまた明日。」



家に着いてもすぐには中に入らずに去っていく志木君の後ろ姿を見送る。


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