心霊実体験談
 
電話を取ると昨夜一緒に行動をした仲間の一人であったが、二人で話もした事も無い男子A君からだった。
 
話を聞くとA君も霊体験をしているようだが誰にも話せず悩んでいた…自分の勘違いかもしれないし誰かに話せば『ビビり』と言われるのが嫌だったようだ。
やはり霊関係の話だったと思いながら私はA君に『話は聴いてあげられても私は霊媒師でも無くアドバイスできない…そこまで霊感無いんだよね…ごめんね』と告げた
 
しかしA君は話するだけで落ち着いた と言ってくれ電話を切った。
 
見えてしまう人と見えない人の差は何なのか…答えは出ないまま彼氏が迎えに来るのを家で待機…
 
暫くして迎えに来た彼氏と共に溜まり場へ向かう。
既に皆は騒いでいたが昨夜の心霊スポットの話をする者が居なかったのは不思議である。 
ちなみにA君の話は誰にも話はしていない。
 
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