心霊実体験談
医師が現状説明を始めた…
が、ショックで頭に入らない
『2~3日がヤマでしょう…全力を尽くしましたが後は奥様の生命力かと…』とだけは判った…
茫然とする私達は母の手を交互に握る…
既に真夜中…
兄が『今夜は誰が泊まるのか』と呟いた
そう言えば 完全看護だがヤマを超えるまで独りだけ付き添って下さいと…そんな事を言われていた気もする…
その日は私が付き添う事にした
暫く母から離れずに皆居たが[独りだけ]の言葉で仕方無く後ろ髪引かれる想いで皆は帰って行った
私は暫く母の顔を観ていたが椅子に腰掛け今後の事を考えていた…
そんな時に
『お~~~い』
と誰が呼ぶ声…
私の後の方からか?