The world of you and me



暇。暇すぎる。




なにかないか、と出来範囲で周りを見渡す。




が、いつもの見慣れた白と黒が重視の紘の部屋。




やはり暇だ。ともう一度視線を下に戻す。






『っ!いてぇよ』



興味心と仕返しのつもりで紘の手をつねってみた。




なかなか面白い反応だ。と調子をこいていたら。



ドサリッ



遠くに天井、目の前には恐ろしく整った紘の顔。


背中には、ソファーのやわらかい感触、腰の辺りには紘の片足があるため腰が出っ張っていなんだか不恰好だ。




顔の両端には紘の手があり微妙な距離を保っている。



「ひ、ろっ!ちっ近いよ!」



『顔、真っ赤』



焦り顔で真っ赤であろう私と、余裕そうに口角を少しあげこの状況を楽しんでいる紘。




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