微炭酸ガール



聞こえていた声が、




鮮やかに染まっていた空の色が






どんどん




どんどん、





『僕』から遠ざかる。







『僕』は待つ



息をころして、



『僕であろうとするもの』をころして、




早く見つけてと。

誰も見つけないでと。




叫ぶ。






静かに




しずかに。










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