不器用な君と私
久しぶりの登校
「おはよう」




彩は久しぶりに高校へ登校した。



夏風邪が思った以上に長引き、今日は二週間ぶりの学校だ。



「彩…痩せた?」



同じクラスの奏が、久しぶりの彩の姿を見て驚いている。




「痩せたのかな?自分では分からないからさぁ…」




夏風邪の為か、彩の体重は6キロ落ちていた。




「痩せたよ…。無理してぶり返さない様にね?」



久しぶりの彩に周りの友達も心配そうに寄って来てくれる。



(やっぱり学校は良いな…)




知らずと彩の頬も緩む。
< 1 / 41 >

この作品をシェア

pagetop