不器用な君と私
「香西入ってこいよ」



職員室の前でうろうろしていれば・・・担任の重岡に見つかった。



「シゲセン・・・私何かしたっけ?」


担任の重岡は意外と生徒に人気があり、シゲセンと呼ばれていた。



「職員室くらいは重岡先生と呼べよ」



頭を叩いてくる重岡に、「暴力教師」と言えば蹴りが入る。




「お前は・・・・口だけは達者で・・・・とりあえず座れ」



用件を思い出したのか、重岡は彩を近くの開いている部屋に呼ぶ。



「シゲセン・・・私・・・彼氏いるよ?」



からかうように言えば、重岡からパンチが飛んでくる。



「お前・・・・それはこれを見てから言え」




そう言うと、重岡は彩の前に一枚の紙を出す、



その紙を見た瞬間・・・・彩は職員室の中という事も忘れ絶叫した。



「なに・・・これーーーーーー!!!!!!!!」
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