不器用な君と私
そこには・・・・


【2年B組 香西 彩


出席日数不足の為、日本史・世界史補習とする。


補習の内容は後日連絡。


補習期間は7月12日から17日までの午後。


受けなかった場合は留年。】




と書いてある・・・・何度読んでも・・・・書いてある。



「シゲセン・・・これいらない・・・」



彩が見なかったように、重岡に紙を返品すれば・・・重岡からまた渡される。



「俺はお前が留年しても構わんが、とりあえず補習は受ける事を進める」



そうだよね・・・・。と彩が溜息をつけば、重岡から自業自得だと言われる。



「元気がとりえと・・・散々元気な時に学校を休むから、この間みたいに熱をだした時に足りなくなるんだろ」



返す言葉もありません。




重岡の言うとおり、風邪など滅多にひかない彩だったので・・・元気な時に学校をサボりすぎた。



その為・・・熱を出し休んだ時に出席日数が足りなくなったのだ。



彩に選べる選択肢はなかった・・・・補習決定。


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