私は貴方に、叶わない恋をした。
¨わかってる¨ことばかりの、恋だけどー…
この気持ちを、どうしていいのかは、¨わからない¨ー…
そんな思いがつのっていく日々が過ぎていき、とうとう補講最終日になってしまった。
課題作品は、とっくの間に完成している。
後は、準備室にいる沢先生に提出するのみ。
「・・・」
提出しなきゃいけないのかー・・・
補講の最中、一回も先生が準備室に来ることはなかった。
だから、なんかー・・・
会いたくない。
あんなに会いたいと思っていたのに、今はー・・・
怖くて、会いたくない。
先生は今、扉の向こうで何を考えているの?
私は、そのことを考えると苦しくなる。