色をなくした世界
次の日・・・・雪乃はしっかりと熱を出した。
39度ある頭を梓が貼ってくれた冷えピタが一生懸命冷ましている。
「会社に電話しておくけど・・・・やっぱり私休もうか?」
看病の為休むと言ってくれた梓だったが、仕事を第一にと断った。
生きていくためには、働かなければいけない。
「大丈夫だよ!!!残業せず帰って来てくれれば・・・それで良い」
流石に深夜までほっとかれたら寂しいが、定時に帰って来てくれればそれだけで安心だ。
手を振り追い払う雪乃に、おかゆ食べなよと声をかけ梓は会社に向かった。
-会社-
雄大がある決意を固め会社に行くと、青山が鬼の形相で雄大を待っていた。
「おはよう・・・ございます・・・」
あまりの迫力に一瞬殺されるかと思ったが、首を掴まれるだけで何とか助かる。
「ちょっと来い・・・」
そう言って雄大は自動販売機の前まで連れてこられた。
いつも雄大が雪乃に差し入れのコーヒーを買っていた場所だ・・・。
雄大が自動販売機を懐かしそうに眺めていると、青山が雄大の頭を叩く。
「お前・・・雪乃ちゃんに・・・」
その時雄大は気付いた。雪乃が青山に言ったのだと・・・。
39度ある頭を梓が貼ってくれた冷えピタが一生懸命冷ましている。
「会社に電話しておくけど・・・・やっぱり私休もうか?」
看病の為休むと言ってくれた梓だったが、仕事を第一にと断った。
生きていくためには、働かなければいけない。
「大丈夫だよ!!!残業せず帰って来てくれれば・・・それで良い」
流石に深夜までほっとかれたら寂しいが、定時に帰って来てくれればそれだけで安心だ。
手を振り追い払う雪乃に、おかゆ食べなよと声をかけ梓は会社に向かった。
-会社-
雄大がある決意を固め会社に行くと、青山が鬼の形相で雄大を待っていた。
「おはよう・・・ございます・・・」
あまりの迫力に一瞬殺されるかと思ったが、首を掴まれるだけで何とか助かる。
「ちょっと来い・・・」
そう言って雄大は自動販売機の前まで連れてこられた。
いつも雄大が雪乃に差し入れのコーヒーを買っていた場所だ・・・。
雄大が自動販売機を懐かしそうに眺めていると、青山が雄大の頭を叩く。
「お前・・・雪乃ちゃんに・・・」
その時雄大は気付いた。雪乃が青山に言ったのだと・・・。