色をなくした世界
『雄大君へ
元気ですか?
私は元気にしています。
雄大君に手紙を書いたのは・・・会って話したい事があったからです。
もし雄大君がまだ・・・私の事を思ってくれているのなら、和君の命日に一緒にお墓参りに行って下さい。
場所はよく待ち合わせした駅前で・・・12時頃待ってます。
住所は青山さんに勝手に聞いてしまいました。ごめんなさい。
では・・・。
宮田雪乃』
久しぶりに見る雪乃の文字は昔と変わらず、綺麗なのにどこかクセのある文字だった。
雄大は読み終わるとすぐにでも雪乃に電話したくなったが・・・気持ちを一生懸命に抑える。
雪乃は和哉の命日に会いたいと言ったのだから・・・。
住所は青山から聞いたと書いてあったが、その時に雄大の予定も聞いたのだろう・・・。
雄大は和哉の命日には必ず墓参りの為休みをもらっていた。
本当は二回ほど・・・墓参りをする雪乃を遠くから見た事がある。
元気ですか?
私は元気にしています。
雄大君に手紙を書いたのは・・・会って話したい事があったからです。
もし雄大君がまだ・・・私の事を思ってくれているのなら、和君の命日に一緒にお墓参りに行って下さい。
場所はよく待ち合わせした駅前で・・・12時頃待ってます。
住所は青山さんに勝手に聞いてしまいました。ごめんなさい。
では・・・。
宮田雪乃』
久しぶりに見る雪乃の文字は昔と変わらず、綺麗なのにどこかクセのある文字だった。
雄大は読み終わるとすぐにでも雪乃に電話したくなったが・・・気持ちを一生懸命に抑える。
雪乃は和哉の命日に会いたいと言ったのだから・・・。
住所は青山から聞いたと書いてあったが、その時に雄大の予定も聞いたのだろう・・・。
雄大は和哉の命日には必ず墓参りの為休みをもらっていた。
本当は二回ほど・・・墓参りをする雪乃を遠くから見た事がある。