色をなくした世界
「雪ちゃん・・・良かった・・・雪ちゃん・・・」
雄大が雪乃を呼ぶ声を何度も夢の中で聞いた。
「夢の中で・・・雄大君の声が聞こえたよ・・・雪乃って呼んでた」
大事な人だけに呼ぶことを許した名前・・・。
「雪乃・・・逝くな・・・って・・・だから戻ってこれたの・・・・」
雄大の声がなかったら・・・雪乃は和哉と逝っていたかもしれない。
それを聞いた雄大は雪乃に抱き着き泣き続ける・・・。
「もう戻ってこないかと思った・・・和哉が連れて行くんじゃないかって・・・・雪ちゃんもそっちに行くんじゃないかって・・・不安で・・・不安で・・・」
気が狂いそうだった。
「ふふふ・・・・・」
雪乃の懐かしい笑い方に、雄大の心も少しだけ落ち着く。
「和君に会ったの・・・・」
信じられないかもしれないけどね・・・・。
そう言って雪乃は雄大に夢の中での出来事を話してくれる。
それは信じられないような話だったが・・・雪乃の最後の言葉で雪乃は和哉に会ったんだと理解した。
雄大が雪乃を呼ぶ声を何度も夢の中で聞いた。
「夢の中で・・・雄大君の声が聞こえたよ・・・雪乃って呼んでた」
大事な人だけに呼ぶことを許した名前・・・。
「雪乃・・・逝くな・・・って・・・だから戻ってこれたの・・・・」
雄大の声がなかったら・・・雪乃は和哉と逝っていたかもしれない。
それを聞いた雄大は雪乃に抱き着き泣き続ける・・・。
「もう戻ってこないかと思った・・・和哉が連れて行くんじゃないかって・・・・雪ちゃんもそっちに行くんじゃないかって・・・不安で・・・不安で・・・」
気が狂いそうだった。
「ふふふ・・・・・」
雪乃の懐かしい笑い方に、雄大の心も少しだけ落ち着く。
「和君に会ったの・・・・」
信じられないかもしれないけどね・・・・。
そう言って雪乃は雄大に夢の中での出来事を話してくれる。
それは信じられないような話だったが・・・雪乃の最後の言葉で雪乃は和哉に会ったんだと理解した。